伝統工芸品から骨董家具、セレクトアウトドアグッズまで、千駄木にある「Tsugiki」さんの正体に迫る

インテリア・アンティーク・骨董
住所: 〒113-0022 東京都文京区千駄木2丁目7-13 Googleマップ
アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」、「千駄木駅」からどうぞ。
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
TEL:03-5832-9313
HP:https://allfor1.thebase.in/
Instagram:https://www.instagram.com/tsugiki_tokyo/?hl=ja
Twitter:https://twitter.com/Tsugiki1

東京メトロ千代田線の根津駅と千駄木駅のちょうど真ん中くらいの場所に、富山を中心とした伝統工芸品から生活雑貨、アパレル、アウトドアグッズを扱うお店「Tsugiki(ツギキ)」さんはあります。伝統工芸品×生活雑貨×ファッション×アウトドアグッズって、ずいぶん幅広いラインナップだなと思われた方も多いのではないでしょうか?いったいTsugikiさんとは、どのようなお店なのでしょうか。

Tsugikiさんって何屋さん??

取材前の事前の下調べでネット検索すると、次々に情報が出てくるではありませんか「富山の魅力提案ショップ」「千駄木のネオ富山」「和とアウトドアが融合」「伝統工芸をアウトドアに落とし込む」。。ぼんやりですが何となくイメージが湧いてきましたが、いったいどれが正解なのでしょう。ここは、思い切ってストレートに聞いてみることにしました。

お聞きしたのは、ショップ母体のAllfor1株式会社の代表を務める木原彰夫さん。ネットで色々な記事がありましたが、どの記事も表現が異なり、どこに正解があるのかまだつかめていません。いったいTsugikiさんとは何屋さんなのでしょうか?

「どれも正解です」

「言ってみれば、富山県高岡で生まれた私(木原彰夫さん)自身をお店にしたような感じです」

「…」

「なるほど」

事前下調べをしてきた私には分かります。うんうん。木原さんが経験したノウハウや見て来たもの、良いと思ったもの、みんなに知ってもらいたいものなど、それらをギュッと詰め込んだショップがTsugikiさんの正体だったのです。

木原さんが代表を務めるAllfor1株式会社の活動コンセプトは「様々な業種を媒介として、作り手からエンドユーザーまで全てのヒトにモノやコトを通し我々の想う、美しくて素敵なライフスタイルを提供する」というもの。そして木原さん自身は富山県高岡市で生まれ、セレクトショップのマネージャーやバイヤーを経験され、皆さんにもお馴染みのアウトドアメーカー「CHUMS(チャムス)」のMD、デザイン、セールスと、全てを手掛け世に広めていった凄い方だったのです。

独立後は、今までのノウハウや経験、目利きを活かし、ショップ運営、ブランド戦略から街づくり、商品開発やスタイリング、イベント運営など多岐にわたる方面で活躍中だそうです。Tsugikiさん自体は、木原さん自身の好きな物、良いと思ったもの、大事にしたいと思っているものなどを集めたセレクトショップだったのですね。

Tsugikiさんオリジナルブランド・取扱いブランド

では、実際にお店で取り扱っている商品は、どのようなものがあるのでしょうか!とても興味があります。

artisan933

富山県高岡市の伝統産業メンバーとTsugikiさんが立ち上げた新しいアウトドアブランド「artisan933」。オーナーの木原さんの「故郷の伝統工芸をアウトドアで世界に表現したい」という想いに、伝統工芸士・高岡銅器の金属着色工房「momentum factory Orii」が賛同。真鍮製のシェラカップに伝統的な技法を基に着色、加工を施した逸品。「artisan(=職人)」に高岡市の郵便番号である「933」を加えブランドネームが完成!

この独特の表情は、食品や薬品を使い反応させ色を出しているそうです

SUGARGLIDER

『Dream in your pocket』 がブランドテーマで、作りや型、色味のユニークさが特徴のアパレル。SUGARGLIDERとはフクロモモンガのことで、フクロモモンガがポケットで大切な子供を育てるように、ポケットに大切な物を入れて!という想いが込められているそう。これからの季節Tシャツを着る機会がますます増えてきますが、ポケTだったり、ユニークなポケットは、夏服の数少ないアクセントポイントになりそうですね!

色々な形のポケット。良いアクセントになりそうです♪

 

eye

Tsugikiでしか手に入らない、インディゴ染、本藍染の物だけ作るブランド。シーズンごと少ロット生産のため稀少価値の高いアイテムなので、シーズン毎チェックしてください!

Tsugikiさんでしか取り扱っていないeye。小ロット生産のため早い者勝ちです

UUU

上海と東京と鹿児島を拠点とする3人のメンバーが集まり2015年スタートしたアパレルブランド。国境を越え交わりオリエンタルを意識したトウキョウスタイルを提案。オーナーの木原さんがプロデュース、デザインをされているそうです。

国旗や、スラング、刺繍プリントなど個性派デザインが印象的です

Feelgood

台湾の竹山で竹細工の工場を受け継いだOA LINによって産み出されたFeelgood。アウトドアを愛するOA LINさんは、環境負荷を考えキャンプをより楽しくできるモノづくりに向き合い、材料の切り出しから、下準備、加工まで一つ一つの工程を大切にし、手づくりで商品を生み出す。デザイナーのOA LINさんは、次世代のクリエイターとして台湾国外でも高い評価を得ているそうですよ。

日本でもお馴染みの竹を使ったアイテム。こんなにポップにオシャレになるなんて

富山県高岡が生んだ伝統工芸品の現代スタイル

Tsugikiさんでは、オーナーの木原さんの故郷、富山県高岡市の伝統工芸にフォーカスしたコーナーが設置されています。しかし、それらは、伝統工芸品そのものではなく、伝統工芸のノウハウを活かしながらも現代の生活やスタイルに合うカタチにデザインされているものばかり。富山県には、「高岡銅器」「井波彫刻」「高岡漆器」「庄川挽物木地」「越中和紙」「越中福岡の菅笠」と6つの国指定の伝統工芸品がありますが、Tsugikiさんでは、鋳物のまち高岡から、銅、錫を使ったアイテムと、高岡漆器カップを取り扱っています。

モメンタムファクトリー・Orii

高岡銅器400年の歴史の中から生まれた、造形と着色の技術を活かし、生活雑貨からインテリア・エクステリア建材など幅広い銅器を製作、企画、販売しているメーカー。

小皿や一輪挿しの他に、バケツやトレー、ランプシェードもあります

能作

鋳物の街高岡で100年以上続く老舗鋳物メーカー。創業当初は、仏具、茶道具、花器を製造していていましたが、ライフスタイルの変化に柔軟に対応し、モダンなデザインを取り入れヒット商品を次々に生み出します。先代から受け継いできた技術と知識、伝統と精神を重んじ、現在では、照明機器、建築金物、医療機器など、分野を越えたものづくりに挑戦しているそうです。国内の伝統工芸品を扱うメーカーのリーディングカンパニー。

片口、ビアカップ、タンブラーの他、ぐい呑みや蚊遣り(かやり)もあります

漆器くにもと×Tsugiki

明治42年に漆器の製造・卸売会社として創業。高岡漆器の多彩な加飾技術、「青貝塗」「彫刻塗」「勇助塗」を用いて、お盆や箱物などを生産。現在では、使える、身につけられるものをテーマに、伝統の技術を用いた日用品やアクセサリーを開発・販売し、「ものづくりの町高岡」で新しい挑戦を続けている伝統工芸とクラフトのお店。

高価な栃(とちのき)を拭き漆で仕上げたカップ

この他にも、錫製の折り紙の様に自在に折り曲げ形を作ることができる「すずがみ」や、山形は庄内地方の老舗布団メーカーに制作を依頼している「TheBUTON(座布団)」など、職人技がキラリと光るアイテムや、Tsugikiさんでしか手に入らないアイテムなどたくさんあるので、見ているだけでも本当に楽しい空間です。

古家具やヴィンテージアウトドアグッズ

ファッションアイテムや伝統工芸品の他にも、まだまだあるTsugikiさん。店内には所狭しと商品が置かれています。そんな中で目を引くのが、ヴィンテージランタンの数々。ヴィンテージ以外にも人気のbarebonese LEDランタンなど最新の物もあり、オーナーがセレクトした「良いもの」「気の利いた物」「かっこいい物」が仕入れられています。最近は多くのアウトドアショップがありますが、Tsugikiさんに来れば、一発で良品、レア品に出会えるはず!!

良品は永く使えます。Colemanのヴィンテージランタンやピジョンオイルランプ

上の画像の古家具は、富山県で実際に使われていたもの。「〇〇の蔵の貯蔵品が売りに出されるらしい」という情報が木原さんの元に届き、情報が入るたびに買い付けに行くそうですよ!木原さんのネットワーク恐るべし!

Tsugikiさんは何故千駄木に?

Tsugikiさんは何故千駄木に?地域への想いを聞かせていただきました。

「元々は会社の事務所の物件ということで探していました。ず~っと表参道とか都心部で働いていたので、なんて言うか、疲れてきますよね(笑)。なので、どこか落ち着けて、居心地が良い場所を探していたんです。ちょうどその時に、都心部へのアクセスも良く、通勤にも便利な千駄木を見つけました」

「谷根千は、個人的にすごく落ち着く場所なので、とても気に入っています。昔ながらの風情があり、治安も良い。あと、昔からの先輩や知り合いが、意外と多かったことも決め手になりましたね」

伝統工芸など優れた和文化を発信しているTsugikiさんと、江戸風情が残る谷根千は、とても馴染み、しっくりきている感があります。オーナーの木原さんは、現在、故郷の富山県でキャンプ場のプロデュース、運営等のお仕事で多忙のようですが、運が良ければ店頭でお会いできるかもしれません。「生きているうちに親孝行をしたい」とおっしゃっていましたが、親孝行どころか、故郷孝行!?にまっしぐらの木原さんの化身ショップTsugikiさんは、本当に魅力のあるお店でした♪

ショップを立ち上げる際、携わっていた地元の仲間全員の苗字に「木」が含まれていたので「Tsugiki」と。お店にピッタリあった素敵なお名前ですね。木原さんが作ったロゴもカッコいい

皆さん、根津、千駄木、谷根千エリアにお越しの際は、裏千駄木の要チェックでマストなお店(昔のファッション誌風に)Tsugikiさんへ是非お立ち寄りください。不忍通りを歩き、みずほ銀行横の細い路地入口にある青銅色のカッコいい看板が目印です!

住所: 〒113-0022 東京都文京区千駄木2丁目7-13 Googleマップ
アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」、「千駄木駅」からどうぞ。
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
TEL:03-5832-9313
HP:https://allfor1.thebase.in/
Instagram:https://www.instagram.com/tsugiki_tokyo/?hl=ja
Twitter:https://twitter.com/Tsugiki1