寺まち谷中 香りの資料館Yanaka japanese incense museum

香源 上野桜木店では、地域の方々との繋がりと、地域の活性化を目指し、これまでにも地域の観光・情報ポータルサイト「谷根千周辺ガイド」の運営などに力を注いで参りました。
(谷根千周辺ガイドhttps://uenosakuragi.okoh.net/guide/

この度、本社のある名古屋にて、200年以上続けられていた料亭から、貴重な香道具、茶道具のコレクションを譲り受けることになりました。その稀少で歴史価値の高いコレクションを、ぜひ、多くの人に見ていただき、お香文化を広げていきたいという観点から、ショップの2階を「寺まち谷中 香りの資料館」として運営する運びとなりましたので、ここにご案内させていただきます。

【香枕/元禄時代】香枕は昔、枕の中に香炉を入れて香をたき、髪に香りをたきしめるのに使われた雅な調度品です。展示する香枕は元禄時代に使われていたもの。

【香割道具/元禄時代】聞香用に香木を小さく切り揃える道具のこと。香鉈なた・香鑿のみ・香槌づち・香鋸のこ・香刀・香割台の六種。

江戸時代の香道具の他にも、香道の流派の一つ「志野流」の十種香箱や、そのノウハウを収めた手鑑など、普段あまり見る機会の少ない道具や手記を展示しております。

香源では、世界的に稀少貴重な香木を長い年月をかけて収集、蓄積してきました。香りの資料館では、その一部、沈香の香木(姿物)を展示しております。沈香は日本で最古のお香の原料で、『日本書紀』には推古3年(595年)淡路島に漂着したという記述があります。貴族はもちろん、武士・武将もその高貴な香りを楽しみ、文化の一つとして浸透していきました。あの徳川家康も香木の魅力にとりこになり、交易をしていたといいます。

香木の香りのお線香やお香は試したことはあるけど、香木そのものの香りはどのような香りがするのでしょうか。香りの資料館では、香木白檀と沈香を、自由に見て、触れ、聞いて(嗅ぐ)いただけるコーナーを設けております。そのままの状態の香木は、どのような香りがするのでしょうか。お気軽にお試しください。※香木を温め、香りを聞く「聞香(もんこう)」は実施しておりません。

みなさん、お香やお線香に使われている原料は、どのようなものがあるかご存知ですか?香りの資料館では、さまざまな天然原料をご用意し、実際に見て、触れて、香りを聞く(嗅ぐ)ことができます。「あのお香の香りは、この原料の香りが強いな」など、原料の知識を深めれば、お香の香りについて、新しい発見があるかもしれません。それぞれの天然原料の役割など、分からないことがあれば、お香コンシェルジュにお気軽にお聞きください。

この他にも、白檀や沈香を使った、素晴らしい工芸品や、古くから色絵磁器の最高峰と言われている「九谷焼」の名匠による非売品香炉などを展示しております。気軽にお立ち寄りいただき、昔の人々が愉しんだ香りの文化や、道具、遊びをゆっくりとご覧ください。店内には優雅なお香の香りも漂い、ゆったりと癒されるスペースになっておりますので、上野、谷根千散策の際は、是非「寺まち谷中 香りの資料館」へお立ち寄りください。